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Newspeak・Reiが「サウンドのカッコよさと歌詞のギャップ」に衝撃を受けた、Radioheadの曲は

NewspeakのRei(Vo, Key)が、自身の音楽のルーツや、楽曲『Leviathan』に込めた想いを明かした。

J-WAVE(81.3FM)で放送中の番組「SONAR MUSIC」内で、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。本記事は、過去の放送から、 Newspeak Rei さんの楽曲に込めた想い、アーティスト人生に影響を与えた楽曲との出会いについてのお話をご紹介いたします。
※J-WAVE NEWS 2022年11月22日掲載記事を一部編集し転載しています。

“現実世界で突き抜けよう”という想いを込めた楽曲

コンポーザーのRei、Yohey(B)、Steven(Dr)の3人組バンドのNewspeak。以前、英国・リバプールに住んでいたReiの作る楽曲は早くから注目を集め、バンドを結成した年に「SUMMER SONIC」に出演したり、海外アーティストのオープニングアクトも務めたりしている。これまで「J-WAVE SONAR TRAX」には『Generation of Superstitions』と『Pyramid Shakes』が選出。そんなNewspeakは10月21日に『Leviathan』を配信リリースし、メジャーデビューを果たした。今回はReiに『Leviathan』に込めた“自分たちらしさ”について語ってもらった。

Rei:僕たちの楽曲『Leviathan』は鬱屈した毎日の中でも前を向こうという思い切りのいい、元気の出る曲だと思います。

1年前に『Turn』というアルバムを出したんですけど、それがかなりコンセプチュアルで。コロナについてつらつらと書きすぎたので今回はあんまりいろんなことは言いたくなかったのですが、コロナが存在しなかったように思う朝があって…でもそんなイメージの世界から一旦離れ、現実の世界で前を向きたいと思うタイミングで、シングルを出すチャンスに恵まれました。“現実世界で突き抜けよう”という想いを込めた楽曲になっています。

Newspeakらしさについて自分で思うのは、強くありたいと思いつつ、自分たちの弱いところも含めて発信していくところかなと思います。多分楽曲もそういう感じの曲が多いのかなと。

演奏面では体が反応するというか、勝手に動いてしまうような楽曲が多かったり、一方でエモーショナルな曲もあったりするので、多様性はあるのかなと思います。今までの作品はエディットをして綺麗にまとまった作品が多かったんですけど、『Leviathan』は人間らしさを出したいということで、エディットを少なくして、バンドっぽさを意識したというか、演奏している人たちが想像できるような音作りを心がけました。

この曲では空について歌っているんですけど、楽曲からいろんな景色が見えることを意識しているので、目に見えているもの以外を想像しながら聴いてもらえたらと思います。


「Creep=変な奴」サビで言っちゃうんだ

リバプールに住んでいたことがあるというRei。ルーツとなる1曲は、大学時代に“出会い直した”1曲だ。

Rei:ルーツの1曲に選んだのはRadioheadの『Creep』です。この曲は確か高校生のときに初めて聴いたと思いますが、正直あんまり刺さらなくて。その頃はArctic MonkeysやThe Strokesとかアッパーな音楽を聴いていたのですが、大学に入ったころ再び聴いたときに暗い雰囲気がぐっときたというか。「Creep=変な奴」って意味なんですけど、「サビでそんなこと言っちゃうんだ」みたいな。めちゃくちゃかっこいい音楽をやっているのに、そういう弱いところというか人間らしさを出していて、それを含め衝撃的だったので大好きな曲になりました。

今のNewspeakに繋がる部分と言えば、やっぱり人間らしさというか、感情を爆発させる瞬間を音楽に詰め込んでいるところ。そういうものが大好きなので、Newspeakも失わずにこれからも取り入れていきたいと思います。


イギリスだけでなく世界中から愛されるロックバンドのRadiohead。そんな彼らが鳴らす“人間らしさ”はReiの心にも響いたようだ。


アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。



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