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「新たなルールで、有機的なコミュニケーションを」リクルートワークス研究所に聞く、リモートのコツ

J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で、様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

新型コロナウイルスの影響で働き方が大きく変わっている現在、5月18日~5月21日の放送では、変化する働き方の傾向や課題についてリクルートワークス研究所の分析をご紹介しました。

働く人・働きたい人と企業をはじめとする組織、日本の社会における「働く」をとりまく仕組みについて、さまざまな調査研究と提言活動を行っているリクルートワークス研究所。

1日目の放送では、新型コロナウイルスの感染拡大で急激に浸透したリモートワークの現状について、株式会社リクルートのフェローであり、リクルートワークス研究所のアドバイザーでもある、大久保幸夫さんに教えて頂きました。

ワークス研究所_大久保_インタビュー

2年前から働き方改革が進められる中、議題には上がっていたものの、なかなか浸透しなかったリモートワーク。新型コロナウイルスで急激に普及したことで働く側もマネジメント側も、皆が手探りの状態にあるといいます。

緊急事態宣言発令後の外出自粛の中、特にホワイトカラー(事務職)では急激に取り入れられているようですが、ルール作りもままならない状態でのスタートで、多くの問題も生まれているようです。

実際にマネジメント側からは「うまく指示が出せない」「部下とのコミュニケーションが取れない」「チームビルディングができない」「社員の健康管理が難しい」といった悩みが表出。

一方、個人は通勤がなくなりワークライフバランス的には良かったものの、
「リモートワークができる環境にない」「集中できない」「ペースが掴めない」「ちょっとした賞賛や感謝のやりとりができず、やりがいを感じにくい」など、コミュニケーション上の問題が出ていることがわかっています。

2日目には、そんなリモートワークを導入したことで見えてきた課題を伺いました。

これまでにも「テレワーク」と呼ばれ、前々から導入が進められてきたリモートワーク。人々は手探りでより効率的な仕事の仕方を探し、悩み、発見を繰り返す日々。

働く側にとってリモートワークで求められるものは、従来と変わらず、自分で自律的・主体的に働くこと。ですが、これまで以上にその重要性が高まり、モチベーションの維持やスケジュール管理の力がより必要とされているようです。

そして、組織にとっても大きな変化を強いられるリモートワーク。ルールを変える必要も多く、OJTや研修もできない中で、人材を育てなければいけません。また、仕事の報告の仕方も変わり、報告・連絡・相談、「ホウレンソウ」のルールがすべて変わる。人事評価も同様でしょう。

リモートワークに切り替わり明らかになったのは、「人は環境によって育てられる」ということ。直々の上司だけでなく、同僚や先輩、他部署からのアドバイスなど、様々な要因で人は成長します。オンラインでコミュニケーションが限られる中、そういった部分をどう補っていくかも今後の課題となりそうです。

3日目の放送では、急激に広がる新しい働き方「リモートワーク」について、実際に働く人4000人を対象に行った意識調査の結果をご紹介しました。

調査の結果、コミュニケーションで変わったのは「雑談が減った」ということ。ちょっとした挨拶の際に生まれる会話や、プライベートな話、感謝や賛辞の言葉など、仕事には直接関係ないものの人間関係やモチベーションを育む何気ない会話の減少が、リモートワークやオンライン会議の課題。

先進的にリモートワークをやってきた会社では、雑談ルームのようなものを設けているそうですが、それも急激に始めると、アクセスするタイミングが掴めない、という状況があるのだとか。

他にも、文字によるコミュニケーションの力や絵文字などを上手く活用する力など、オンラインにおける新しいコミュニケーション法が必要なようです。

そして、オンライン会議を上手く運営するヒントとしては、「サブファシリテーターを設けること」。また、その役回りを固定しないことも重要だそうで、日本では、独自の上下関係が存在することから、中々、会話が広がらない側面もあるオンラインミーティングですが、これからは、そういった部分にも変化が必要なのかもしれません。

最終日の放送では、リモートワークをうまく実現するコツを教えていただきました。そのポイントは、仕事を小分けにすること、家での仕事でもオン・オフの時間を切り分けること。

また、ジョブ・アサインメントのコツは、最初の段階で全体を見通してゴールを設定し、配分することだそう。更に、こういった新しい環境での働き方により生まれるストレスのマネジメントなども重要です。

ワークス研究所_石原_インタビュー

緊急事態宣言の発令により、急激な変化を強いられた「働き方」。リクルートワークス研究所 主幹研究員 石原直子さんによれば、リモートワークが普及する中で、オンラインでは情報の量が圧倒的に下がることも見えてきたそう。ただ同時に、補ったり改善するポイントが少しずつ見えてきた段階にあるとお話いただきました。

4日間に渡って、リモートワークにおける仕事の取り組み方や課題について
リクルートワークス研究所のお二人に伺ってきましたが、今回のお話から導き出す「WORK SHIFT」のヒントは『新しいルール作りで、遠隔でも有機的なコミュニケーションを実現しよう!』でした。

やはり、オンラインになると圧倒的に減ってしまうというコミュニケーション。

ですが、ドラスティックな変化を受け入れる中で、後戻りするのではなく、様々なツールを導入したり、柔軟に取り組むことで、試行錯誤を繰り返し、新しいコミュニケーションの方法や働き方を模索する時期にあるようです。

■リクルートワークス研究所「リモート・マネジメントモデル」

リモートワークが浸透し、多くのメンバーが目の前にいない状態で、業績とチームのマネジメントはいかに行うべきか。ワークス研究所の研究レポートはこちらからご覧いただけます。

■「RECRUIT THE WORK SHIFT」バックナンバー

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