
新世代シンガー・Hana Hope、出会って人生が変わった「12歳のアーティスト」とは?
シンガーのHana Hopeが、自身の音楽のルーツや、楽曲『16 - sixteen』に込めた想いを明かした。
J-WAVE(81.3FM)で放送中の番組「SONAR MUSIC」内で、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。本記事は、過去の放送から、 Hana Hope さんの楽曲に込めた想い、アーティスト人生に影響を与えた楽曲との出会いについてのお話をご紹介いたします。
※J-WAVE NEWS 2023年2月6日掲載記事を一部編集し転載しています。
10代の揺れ動く感情を表現
2006年生まれで、11歳の頃から日本や海外でライブを行い、ソロデビューの前からTOWA TEI、細野晴臣、ROTH BART BARON、そして先日逝去された高橋幸宏さんとも共演してきたHana Hope。2021年には細田守監督のアニメーション映画『竜とそばかすの姫』で声優デビューも果たした。2022年2月にシングル『Sentiment / Your Song』で本格デビューし、J-WAVEの「SONAR TRAX」には『Your Song』が選出されている。そんなHana Hopeに先日リリックビデオが公開された自作曲『16 - sixteen』で表現した自分らしさについて聞いた。
Hana Hope:『16 - sixteen』は自分で作詞・作曲をしたのですが、ROTH BART BARONにお手伝いいただき、プロデュースと演奏をしていただきました。アコースティックで自然な感情を表現した曲です。
この曲は3年前くらいにできたのですが、暇なときに思いついたメロディと歌詞を思うがままに書き留めました。ティーンエイジャーの揺れ動く感情と不安を表現してみました。
初期の頃は60秒程度しか曲ができていなくて、そこからROTH BART BARONとコードを考えながら曲を長くして、一緒にメロディも紡いでいきました。ROTH BART BARONの助けで、世界観が強くなって、よりいいものになったと思います。
この曲では揺れ動く感情が表現できていると思っていて、自信の無さだったり、あるいは自信があるとき。勇気が無い、そしてあるときだったり、いつも完璧ではない自分を表せたのがいいところだと思います。
私にとって大事なのはありのままの感情をそのまま出すところ。曲を書いたときに思ったことがちゃんと伝わるように。そういうものを心掛けているので、今の自分をちゃんとみなさんに聴いてもらえたらうれしいです。
この『16 - sixteen』という曲は、始めの頃は自信がなかったんですけど、みなさんの助けによって、思った以上にいい仕上がりになり、とてもうれしいです。世界中の人に伝わればいいなって思います。
この経験でわかったのはとにかく実行してみることが大切だということ。とりあえず思ったことは紙に書いてみて、そんな歌詞を、いつか素敵な曲にしたいと思います。まずは『16 - sixteen』がみなさんの心の支えになればうれしいです。
10歳の頃に影響を受けた「12歳のアーティスト」は
11歳の頃から日本や海外でライブを行っていたというHana Hope。そんな彼女に影響を与えた楽曲とは?
Hana Hope:ルーツの1曲に選んだのはGrace VanderWaal(グレース・ヴァンダーウォール)の『I Don't Know My Name』です。
この曲とは私が10歳の頃、スター誕生のようなアメリカの番組をYouTubeを見ていたときに出会いました。グレースはその番組に出演していて、オーディションに合格していました。
グレースは12歳でウクレレを弾きながら、自作の曲を披露していたんですけど、曲も歌声もすごく魅力的で、私も年齢が近かったので、すごく憧れました。
そのときから、私もウクレレを弾くようになり、私もグレースの曲をたくさん歌ってみました。このグレースがきっかけで私も人前で歌を披露する様になり、ライブ出演も始めました。そして歌を歌い続け、今に繋がっています。
これからもたくさん作詞・作曲をしてオリジナルの曲を増やしていきたいと思います。
現在16歳のHana Hope。そんな彼女は10歳の頃に出会ったGrace VanderWaalによって、今の道を歩み始めたようだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
