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脳神経科学の観点で考える、withコロナ時代の働き方とは?——DAncing Einstein

J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

5月11日〜5月14日の放送では、DAncing Einstein代表、脳神経発明家の青砥瑞人(あおと・みずと)さんの脳神経科学の知見を活かした「働き方」をご紹介しました。

日本の高校を中退したあと、アメリカのUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の神経科学学部に入学し、2012年に飛び級で卒業した青砥さん。2014年に「株式会社DAncing Einstein」を設立。脳神経科学を教育や企業の人材育成の現場に生かすプロジェクトを多数手がけています。

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まず、なぜ、脳神経科学を働き方に活かすことができるのかを伺うと…「モチベーション、クリエイティビティ、ストレス、仕事に関わる様々な要素に脳が深く関与しています。そのメカニズムを活用しながら、働き方に応用していけたら、より良い働き方が出来るのではないか。そんなことを考えています」と青砥さん。

近年、働き方改革の名のもとに、働く場所や時間、スタイルの選択肢も多様になってきています。青砥さんは、それ自体は素晴らしいことだが、すべての人がそうした変化のメリットを享受できるわけではないと考えます。

多様な働き方という“オプション”を与えられる、つまり自由度が高まると、普段から主体的に意思決定をしていない人は、選択肢が増えすぎて思考停止してしまうこともある。

働き方やオフィス空間の多様化、つまり、選択肢を増やせば、みんなが自然と主体的に働くわけではない。多様な働き方のメリットを享受できているのは「主体的に選択のできる人たち」。それには普段から主体性を持つ、意識的な訓練も必要だと仰っていました。

新型コロナウイルスは私たちの働き方にも、大きな影響を与えていますが、その中でも、リモートワークを含めた“働く場所”のあり方は、これまでの価値観をくつがえすものになりつつあります。

そんな“働く場所”について青砥さんは 以下のように語ります。

「脳は何かを学習するとき、それを覚えた空間とともに記憶する“場所記憶”という特徴を持ちます。それを思い出すには、同じ場所であったほうが思い出しやすい。しかし、ビジネスの場では、どこでも使える記憶にする必要があります。であれば、はじめから場所を変えながら学習していくことで、そのバイアスを外してみるのは有効ではないかと思います」

ただ、いまはコロナの影響で自宅でリモートワークをする人が増える中、ストレスを抱える人もいらっしゃいます。そういった方に対しては、ストレスを感じた時に、それを開放できる空間を“自分で作っておく”こと。つまり脳の“場所記憶”と結び付けたストレス・コントロールもビジネスの上で有効と仰っていました。

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リモートワークが基本で、やり取りもほぼオンラインで完結するという青砥さんの会社「DAncing Einstein」。社員のタスク管理で重要視しているのが、スケジュール表に、業務とは直接関係のない3つの「ハッピーポイント」を散りばめること。

1日の予定の中に仕事以外の“リラックス”、“ラブ”、“FUN”という「ハッピーポイント」を一定量入れていくことをタスクにしているそうです。

たとえば、コーヒーを飲むことがリラックスになる人だったら、業務の間に「コーヒータイム」を予定として組み込む。この「ハッピーポイント」が脳でドーパミンの分泌を促し、集中力や注意力が高まり、ほかにもいろいろな効果があるとか。

「1日がずっと仕事ばかりで埋まっていたら、業務の質も落ちてきます。1日がカラフルで、楽しみにあふれているように。それがちゃんと、見た目でもわかるように。そんなカレンダーを試行錯誤しながら作っています」と語っていた青砥さん。

他にも、朝起きたら太陽の写真を撮って、社員同士「おはよう」の挨拶とともに送り、これを一定の日数続けることができたら、休みを1日プレゼントするという「太陽サンキュー制度」もあるとか。

「脳にとって太陽の光はとても重要です。朝、太陽の光を浴びることで、脳に安らぎや落ち着きを与える『セロトニン』が生まれます。『セロトニン』は夜にかけて『メラトニン』に変わり、これが深い睡眠につながる。結果として仕事の生産性の向上につながっていきます」

さらに、青砥さんの会社「DAncing Einstein」では、仕事(=タスク)が終わると、「それを取り組んでいた時、どういう気持ちだったのか」を振り返る“タスクごとの感情記録”をとっているそうです。

日々仕事の後の記録をとり、感情と感覚を“蓄積”させていくことで、自分の仕事への影響が可視化されていきます。その結果、大きな気づきのキッカケになったり、仕事への取り組み方の変化にもつながるのだとか。

自分自身を“客観的に”振り返る「メタ認知」は、人の成長のカギとなる重要な要素だと青砥さんは考えます。

さて、大きく変化するといわれる新型コロナウイルス後の世界。脳神経発明家である青砥さんは、これからの働き方について以下のように仰っていただきました。

「いまは大変な時期ですが、大きな変化と書いて“大変”。それは変われるチャンスでもあり、そこで変化できるものが生き残ると思います。そこで重要になってくるのは『Well-being(ウェルビーイング)』にフォーカスした働き方。一人ひとりの本当の幸せってどこにあるのかを考える、そして社会のウェルビーイングを高めていく方向に進んでいくのではないかと思います」

4日間にわたってご紹介した青砥瑞人さんの働き方と取り組みから番組が導き出した「WORK SHIFT」のヒントは『脳から自分自身を知って、大きな変化に対応しよう!』でした。

変化できるものが生き残る。それにはまず自分の本質を理解することが大事。脳のメカニズムも活かして、これからの働き方の変化にも対応していきましょう!

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