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RHYMESTERの「とんでもねぇ曲」 衝撃の出会いを、ぜったくんが明かす

ラッパー / トラックメーカーのぜったくんが、自身の音楽のルーツや、楽曲『shuttle 99』に込めた想いを明かした。

J-WAVE(81.3FM)で放送中の番組「SONAR MUSIC」内で、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。本記事は、過去の放送から、ぜったくんの楽曲に込めた想い、アーティスト人生に影響を与えた楽曲との出会いについてのお話をご紹介いたします。
※J-WAVE NEWS 2023年9月25日掲載記事を一部編集し転載しています。

最新EPの表題曲は「日常の小さな幸せ」を歌っている

東京・町田市出身のぜったくん。大学卒業後、1度は就職したもののすぐに退職し、バンド活動をしながら、ソロアーティストとしての活動もスタートさせた。2018年にレーベル主催のオーディションでグランプリを獲得すると、2019年にデビューシングル『Catch Me Flag!!? feat. SUKISHA』をリリースし、同曲は当時J-WAVE「SONAR TRAX」に選出された。そんなぜったくんは9月1日に新作EP『shuttle 99』を配信リリース。今回はタイトルトラックで表現した自分らしさについて話してもらった。

ぜったくん:新作EP『shuttle 99』をリリースしました。やったー! 表題曲は日常の小さな幸せ……1%の幸せを見つけて、そして99%を目指そうぜ、という曲です。この曲で表現した私らしさですが、日常の幸せみたい部分は、普段から本当に小さいところに焦点をあてていて。例えば「ご飯がおいしければOK」と思ったり、そういった細かい幸せを集めていけば、他人は関係ないんじゃないかみたいに思っています。そんなところが私らしいポイントじゃないですかね。

曲の中に<今日はLINEみなくてもいいや/それでミスってもしょうがないんだ/ごめんでいいよ警察はいらない>というリリックがあるんですけど、「『ごめん』で済むでしょ」っていうシーン、日常で結構ありません?

「『ごめん』で済んだら警察はいらねーよ」みたいな言葉もたまに聞きますけど、だいたい「ごめん」で済む話で。そのへんの許しの感覚みたいなものを皆さんにもぜひ感じてもらえたらと思います。日常でそんな切羽詰まったタイミングなんてなかなかないですからね。

この『shuttle 99』を聴いて、「こういう考えの人もいるんだから自分も大丈夫だな」とか、「小さな幸せの感じ方、俺と一緒だわ」みたいに感じてもらえたらすごくうれしいです。

曲の中ではフックとなっている部分でギターやベースリフのユニゾンがあるんですけど、これめちゃくちゃかっこいいです。これありきで曲は完成しました。そんな『shuttle 99』をぜひ聴いてください。


RHYMESTERに出会って「こんなジャンルあるんや」と衝撃

ラッパー / トラックメーカーとして活動するぜったくん。ルーツの1曲について聞くと、HIPHOPが広く一般に認知される前より「日本語でラップをすること」の可能性と方法論を模索してきたアーティストの楽曲をあげた。

ぜったくん:ルーツとなる楽曲は、RHYMESTERさんの『ザ・グレート・アマチュアリズム』を選びました。この曲とは中学3年生のときに出会いまして、RHYMESTERさんを聴き始めたのもその頃でした。受験期でしたね。当時、夏季講習に通っていたんですけど、行き帰りにずっとRHYMESTERさんを聴いていました。中でも『ザ・グレート・アマチュアリズム』はすごい衝撃を受けた曲です。

まず衝撃だったのが、歌に音程が要らねえってこと(笑)。ラップミュージックはRIP SLYMEさんから聴き始めたんですけど、音程がしっかりあるものが多くて。そんな中で、RHYMESTERさんの『ザ・グレート・アマチュアリズム』はめちゃくちゃノリが良いBPMで、音程がなくて。でも歌詞のひとつひとつがちゃんと聴き取れるという。「とんでもねぇ曲」だと思ったし「こんなジャンルあるんや」とすごい衝撃を受けましたね。

そんなRHYMESTERさんをずっと聴いてきたこともあり、私の曲は非常に聴きとりやすいリリックかつ文章に文字起こししても意味が通るような歌詞を意識しています。結構、サビとかは音程ありで歌っちゃったりするんですけど、僕のルーツといえば、やっぱりRHYMESTERさんになりますね。


日本のHIPHOPシーンを語る上で絶対に欠かせない存在のRHYMESTER。ぜったくんも思春期に出会い、大きな影響を受けたようだ。


アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。


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