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映画監督としても活動するBialystocks・甫木元空が、ものづくりの原点を見つめ直したときに出会った曲

2人組バンド・Bialystocksの甫木元空(Vo, G)が、自身の音楽のルーツや、楽曲『Upon You』に込めた想いを明かした。

J-WAVE(81.3FM)で放送中の番組「SONAR MUSIC」内で、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。本記事は、過去の放送から、 Bialystocks 甫木元空さんの楽曲に込めた想い、アーティスト人生に影響を与えた楽曲との出会いについてのお話をご紹介いたします。
※J-WAVE NEWS 2022年11月22日掲載記事を一部編集し転載しています。

肩肘を張らずに音楽を楽しんでもらえたら

甫木が手掛けた映画をきっかけに結成されたBialystocks。11月30日にはメジャー1stアルバム『Quicksand』がリリースされた。今回は「J-WAVE SONAR TRAX」に選出されているアルバムのリード曲『Upon You』にどんな自分らしさを込めたのか語ってもらった。

甫木元:メジャーデビューはあまり実感がなく、何をもってメジャーデビューなのかふわふわしている部分がありますが、スタッフだったり関わる人数が多くなっていって、僕たちも身が引き締まる思いだったりします。そんな中でもめちゃくちゃ自由にやらせてもらっています。すごく伸び伸びとやらせてもらえているのがありがたいです。

アルバムの中に入っている『Upon You』ですが、鍵盤の菊池剛(Key)が曲のだいたいを作ったんですけど、基本的に菊池が英語で歌ったメロディに、パズルのように日本語をあてはめていきました。押しつけがましくなく、朝起きたときや深夜に歩いているときなど、日常にふわっと寄り添えたらなと思って書き上げました。この曲に関しては“アルバムのフックになる曲”とも話していたんですけど、あまり肩肘を張らずに、音と楽と書いて音楽というものを楽しんでもらえたらと思っています。

僕たちも3年目になるのですが、“Bialystocksらしさ”というのはあまりわかっていません。活動する中で体制も変わったり、いろんなスタッフの方と作っていったりするので、そこまで方向性を決めずにまだ実験中の段階というか。2人で曲を出し合って、自分たちらしさみたいなものをちゃんと俯瞰できるようになったときに、いつかしっかりと向き合いたいと思っています。今は以前に出した曲とは違うことをやっていけたらと。

『Upon You』についても、僕たちはパズルのように作っていったので、やっぱり実験の延長線上。言葉の意味より、音として楽しむことを重視して作りました。ぜひ、そんな部分を楽しんでほしいと思います。


ものづくりの原点に戻れる一曲は?

映画監督でもある甫木元。自身が監督を務める映画『はだかのゆめ』は11月25日より東京・シネクイントほか全国で順次公開される。そんな彼のルーツとなる1曲は?

甫木元:ルーツの1曲は、Robert Wyatt(ロバート・ワイアット)の『Shipbuilding』を選びました。大学では、映画を勉強する学科に入ったんですけど、そこで授業を行なっていた青山真治監督の事務所が飲み会兼授業をするスペースにどんどんなっていって、先生がDJのようにCDを流してくれていました。そこで聴いたRobert Wyattが、いいなと感じたんです。

大学に入学するまでモノを作るというのをあまり考えたことがなかったんですけど、この曲を聴くとものづくりの原点に戻れるというか、不思議な気分になれるんです。

元々、母親が家でピアノの先生をやっていたり音楽は近いところにあったんですけど、近場にある分、挫折も早かった。大学時代は音楽から離れて、映画でものづくりの原点を見つめ直しているときにRobert Wyattに出会いました。そういう意味でも印象深いので、今回は再び原点に戻るという気持ちを込めて選んでみました。


大学時代に聴いたRobert Wyattの楽曲。ふとした出会いに、大きな刺激をもらったようだ。


アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。



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