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Aimerの「感動させる歌い方」に衝撃─krageが“素敵な出会い”を振り返る

シンガーソングライターのkrage(クラゲ)が、自身の音楽のルーツや、楽曲『東京Longing』に込めた想いを明かした。

J-WAVE(81.3FM)で放送中の番組「SONAR MUSIC」内で、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。本記事は、過去の放送から、 krage(クラゲ)さんの楽曲に込めた想い、アーティスト人生に影響を与えた楽曲との出会いについてのお話をご紹介いたします。
※J-WAVE NEWS 2023年4月20日掲載記事を一部編集し転載しています。

東京のイメージと現実のギャップを描いた作品

2022年にメジャーデビューを果たしたkrage。4月19日リリースの新曲『東京Longing』は同月度の「J-WAVE SONAR TRAX」に選出されている。今回は『東京Longing』で表現した自分らしさについて語ってもらった。

krage:『東京Longing』は、私が去年、上京して感じたことを皆さんに共感してもらえるような歌詞で書き上げた、聴き心地のいい落ち着いた作品になっています。

まだ、上京して半年くらいしか経っていないんですけど、思い描いていた東京とのギャップみたいな気持ちを素直に書きました。思っていたよりも、けっこうみんな大変そうというか、キラキラしているイメージだったんですけど、みんな頑張って生活しているなっていうか(笑)。行き交う人々が暗い顔しているって思うことが多くて、それを見て、こういう部分も東京にはあるんだなと感じて、そんな思いを歌詞で表現しました。

私のように上京してきた人にも伝わる曲だと感じていますし、ちょうど4月で、新生活がこれから始まると思うんですけど、そんなみなさんの背中を押せるような楽曲になればいいなと思います。

この曲に込めた自分らしさですが、いつも作品を作るときは、心地よくメロディアスに聴こえるものをと意識しています。今回でいえば、Bメロのビートが変わる雰囲気を凝りたくて、サビに上手く繋がる心地いいパートになるように、試行錯誤しました。

歌詞では、<欲しいもの買うお金もないし 言いたい事はうまく言えない>と、素直で正直な気持ちを書いています。その部分はお気に入りなので、ぜひ注目して聴いていただけるとうれしいです。

今後のアーティスト活動についてですが、今年はライブをたくさんしたいって思っています。そして「krageってこういう曲も作れるんだ!」と、リスナーの皆さんを驚かせたいので、今後もいろんなジャンルの曲を展開していきたいです。

『東京Longing』がリスナーの皆さんの日常に寄り添う1曲になればいいなと思っています。これからも応援よろしくお願いします。


学生時代に出会ったAimerの歌声に感動

2022年にメジャーデビューを果たしたkrage。そんな彼女のルーツとなる楽曲は、Aimer『RE:I AM』。出会ったのは、学生の頃だったという。

krage:私はアニメがすごく好きで、澤野弘之さんというアニメのサウンドトラックをよく担当されている方が『RE:I AM』も作ってて、その繋がりでAimerさんを知りました。

こんなに人を感動させる歌い方ができる歌手がいるんだと衝撃を受けました。そこから私の歌唱方法も、抑揚をつけた感じを心がけるようになったので、すごく素敵な出会いだったと思います。

Aimerさんを聴いていて影響を受けたと思う点は、去年、『後宮の烏』というTVアニメのエンディングテーマ『夏の雪』を担当させてもらったんですけど、それも『RE:I AM』のような壮大なサウンドでありながら、抑揚のある曲に仕上がったこと。Aimerさんの作品が参考になっているなと思っています。


透明感と深みのあるハスキーボイスを併せ持つAimer。krageもそんな彼女のボーカルに魅せられ、大きな影響を受けたようだ。


アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。


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