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これからの「働く」を考えるヒント【コミュニティとキャリア編】

「これからの『働く』を考えるヒント」は、リクルート公式noteでご紹介しているさまざまな企業や人の働き方の事例の中から、「副業・兼業」や「リモートワーク」など、今注目されているテーマに沿った記事をピックアップしてご紹介するシリーズです。

今回の「働く」を考えるヒントは、「コミュニティとキャリア」について。

仕事や働き方が多様になるにつれ、スキルアップを図る方や、今後のキャリアづくりのきっかけを、社外での活動や出会いに求める方も増えてきているのではないでしょうか。今回ご紹介する記事には、会社以外のコミュニティを知る機会になったり、そこで得たものをさらなるキャリアに結び付けたりするのに役立つヒントが満載です。

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“コミュニティ・ワーカー”という第3の働き方

「新しいことに挑戦する人=革命家」を下支えすることを企業理念に掲げる株式会社女子マネの代表取締役社長・中里桃子さんは、自身の経験から「コミュニティ・ワーカー」という働き方を提唱しています。コミュニティ・ワーカーとは、いくつかのコミュニティに所属し、自分なりの貢献のカタチを見つけてお金を稼ぐ働き方とのこと。この働き方の利点は、複数の“居場所”を持つので、たとえ一つの場所でうまくいかなくても、自分を全否定することなく気持ちを切り替えられる点と、新たな場所でさまざまな役割を試してみることができるので、自分の強みを知ることにもつながる点などがあります。従来の会社勤めとは異なる、コミュニティ・ワーカーという働き方が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

キャリアの「孤立」から「共助」へ。今必要なのは企業アルムナイと非営利の仕事――リクルートワークス研究所

「人」と「組織」を研究するシンクタンク、リクルートワークス研究所の調査によると、キャリアを切り開くのに大切なのは「人とのつながり」。今、“つながりの危機”に陥っているという日本では、これから「家庭」と「職場」という2大・人間関係が当たり前ではない時代になっていくそうです。そこで重要になるのは、家族でも職場でもない第3の「人とつながり」を創ること。労働組合やアルムナイ(同窓組織)、県人会など、仲間と一緒にキャリアを築くことができる「キャリアの共助」のコミュニティが、共通の目的を持つ“サードプレイス”として重要だといいます。

今知っておきたい「若者の働く」をワークス研究所の若手研究員が解説

リクルートがお届けするポッドキャスト番組『トレンドランナー』から、Z世代を中心とする若い世代の悩みや疑問に、リクルートの若手社員がお答えする新企画がスタート。その中で、若い人たちの「ファーストキャリアづくり」を専門に調査・研究する、リクルートワークス研究所の古屋星斗さんが、「いま知っておきたい“これからの働く”」について語っています。古屋さんは、大切なのは就職してからどんな人と出会うか、どんな経験をするかであり、それがその後のキャリアに大きく影響を与えると話します。研究だけでなく、実際に若い人のファーストキャリアづくりをサポートしている古屋さんが、若い世代の読者に贈るアドバイスも必見です。

社員の“学び”を支援し、組織の発展につなげる――ブックマークス

株式会社ブックマークスは、会員制コミュニティー型学習スペース「勉強カフェ」を運営している会社です。同社の調査で「学び直しをしたい」と考えている人は8割を超えており、コロナ禍の影響もその一つの要因となっているとのこと。社会人の“学び直し”が注目される中、同社は自社社員の学びを支援する制度を設けています。例えば、3年以上働いた人が学び直しのために使える「リカレント休暇」制度や、企業と個人がコミットする内容(目標)を設定し、お互いフラットな関係性を持つ「アライアンス型雇用」など。代表の山村宙史さんが、「ブックマークスは“アメーバのような”組織を理想にしたいと思います。くっ付いたり、離れたりしながら、長期的視野での互恵関係を目指す。長い人生のライフステージの変化に伴って、働き方も変わることを当たり前にしたい」と話す同社の取り組みは、一見の価値ありです。

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いかがでしたか?

副業・兼業やプロボノ、学びの機会など、普段のコミュニティから一歩外に出てみると、また新しい出会いや発見があるもの。そこから次のキャリア、ひいては生き方にもつながっていくのではないでしょうか。それぞれの魅力ある取り組み事例の中に、一歩踏み出すきっかけやヒントがあればうれしいです。


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