見出し画像

ラッパー・OdAkEi、さまよう18歳だった頃に出会って涙した楽曲を明かす

ラッパーのOdAkEiが、自身の音楽のルーツや、楽曲『PSYCHO』に込めた想いを明かした。

J-WAVE(81.3FM)で放送中の番組「SONAR MUSIC」内で、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。本記事は、過去の放送から、 ラッパー OdAkEiさんの楽曲に込めた想い、アーティスト人生に影響を与えた楽曲との出会いについてのお話をご紹介いたします。

※J-WAVE NEWS 2022年10月19日掲載記事を一部編集し転載しています。

『PSYCHO』はMV含めて味わってもらいたい

『日本発世界へ!』をコンセプトに世界標準のクリエイティブを発信するレーベルアーティスト集団「MNNF(モノノフ)」。そのメンバーであり、SNSで膨大なフォロワーを持つ、新進気鋭のラッパー、歌手、そして俳優としても活躍するのがOdAkEiだ。

昨年から音楽アーティストとしてのキャリアをスタートさせ、9月30日に配信リリースした最新シングル『PSYCHO』はiTunesオルタナチャートにて1位、総合チャートでも4位を記録するなど、次世代の「J-WAVE SONAR TRAX」候補として今後の活躍が期待されている。そんな話題の新曲『PSYCHO』に込めた自分らしさは何なのか、OdAkEiに聞いた。

OdAkEi:新曲『PSYCHO』は自己紹介になる曲だと思っていて、表現したいエンターテイメントの要素を全て詰め込んでいます。プロデューサーのRyosuke “Dr.R” Sakaiさんと一緒にフィーリングしているうちに、自然とできあがった感じで。人から見たら「おかしいよね」と後ろ指差される行動も、「最高に見せるぜ、俺は」みたいな意味合いを込めたタイトルになっています。

自分らしさを言葉にしたことがないので、難しいんですけど、個性を出すことを僕は恐れたことはないです。音楽を感じることや、何かを感じること、やりたいと思ったことを全力で楽しむので、そこには躊躇がないです。

アーティスト・OdAkEiになったときはより濃密な個性が出ると言うか。ものすごく集中しないと、アーティスト・OdAkEiの姿は出てこないんです。だからライブ前とかは瞑想したり自分自身に集中して、内からパフォームするようにしているんですけど、より濃い自分の魂みたいなものがアーティスト・OdAkEiになると出ているんじゃないかなと思います。

『PSYCHO』はMV含めて味わってもらいたいと思っています。サウンドだけでも、もちろん楽しめるんですけど、目で見て、耳で聴いてこその『PSYCHO』だと思うので、YouTubeで「OdAkEi PSYCHO」で検索してもらってチェックしてください。言葉にするのがめちゃくちゃ難しい部分が詰まっているからこそ、みんなに観てほしい、聴いてほしいです。

僕はエンターテイメントの力で、世界をより良くできるんじゃないかなと思っています。だからこそ、自分のひとつひとつのパフォーマンスだったり、作品だったりを命をかけて本気で作っています。いろんな人が今まさに苦しんだり、悩みを抱えていると思うんですけど、そんな気持ちを、エンターテイメントの力で明るくできたらいいなと思って、アーティスト活動をしています。なので、これからの活動もぜひ楽しみに待っていてください。

僕の楽曲は全て英詞でやっているんですけど、それはなぜかというと、世界に自分の声を届けたいという思いから。これから世界を攻めてこようと思っています。


この曲と出会って“音ってすごいんだ”と実感できた

新進気鋭のラッパーとして注目を集めるOdAkEi。そんな彼のルーツの1曲とは?

OdAkEi:ルーツの1曲に選んだのはMGMTの『Kids』です。この楽曲とは、18歳のときに出会いました。鳥取県から上京したのが17歳の頃だったんですけど、最初の1年はすごくもまれた時期で。途中から地に足がついてないことを理解して、自分が何を目的に東京に出てきたのか、わからなくなりました。要するに、さまよっていた時期にこの楽曲に出会ったんです。

この楽曲は子どもの声から始まるんですけど、聴いていたときにたまたま目の前を幼稚園児が歩いていたことがあったんです。すると不思議と、自分の小さい頃を思い出して。そのときに「俺のやりたいことはこれだった。もっと地に足をつけなくちゃ」と忘れていた感情を取り戻せて、涙が出たんです。それは、すごく心に残っています。

シンプルにこの曲のサウンドが好きです。この曲と出会って“音ってすごいんだ”と実感できたというか、音の良さを意識するようになりました。すごくそこから音に対して敏感になりましたね。そういう意味でも、自分の好き・嫌いなサウンドがはっきりするようになった楽曲です。


サイケポップのアンセム『Kids』を生んだMGMT。“世界に自分の声を届けたい”と語るOdAkEiにとっても、彼らとの出会いは大きかったようだ。


アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!