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TikTok で11億回再生! imaseが語る、ジェレミー・ザッカ―からの影響

SNSを中心にティーンから人気を集める新世代アーティストのimaseが、自身の音楽のルーツや、新曲『NIGHT DANCER』に込めた想いを明かした。

J-WAVE(81.3FM)で放送中の番組「SONAR MUSIC」内で、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。本記事は、過去の放送から、 imase さんの楽曲に込めた想い、アーティスト人生に影響を与えた楽曲との出会いについてのお話をご紹介いたします。
※J-WAVE NEWS 2022年10月5日掲載記事を一部編集し転載しています。

自分の作りたかったダンスナンバーになった

岐阜県出身のimase。音楽活動開始からわずか1年でTikTokに投稿したオリジナル曲の総再生回数が11億回を突破するなど、ティーンから絶大なる人気を獲得している。今回は「J-WAVE SONAR TRAX」にも選出されている新曲『NIGHT DANCER』で表現した自分らしさについて話してもらった。

imase:『NIGHT DANCER』はimase初のアップテンポな楽曲になっています。少しアッパーで心地よく聴けるということもありながら、インストは落ち着き気味なので、いろんな場面にマッチすると思います。ぜひ、みなさん、勉強しながらだったり、ドライブしながら聴いていただけたらと思います。

今回の楽曲は男女間のミニマムな世界を描いています。話をわかりやすくするのは……と思って、抽象的な内容にしてみたんですけど、男女の駆け引きみたいなものが後半になるにつれヒートアップしていくような、ストーリーになっています。

この曲で表現した自分らしさですけど、サビの<どうでもいいような/夜だけど>というの部分が半音下がっているところですね。僕の楽曲で多いのが、より聴かせたい部分をキャッチーにするために、半音下げてみるという手法。良い意味で違和感を生むことで、いろんな人の耳に引っかかるように作っていますし、そこのアレンジ面が僕らしさなんじゃないかなと思います。

歌詞においては語感を大事にしています。全体的に韻をがっちり踏みすぎてしまうと、狙いすぎている感が出てくるので、踏みすぎないように、でも人の耳に違和感なくすんなり入っていくような、作り方を意識しています。それと、あんまり限定的にし過ぎないように、幅広い方々に聴いてもらえるように作っているつもりです。

今までの楽曲だとファルセットで歌い切ったりだとか、デモの段階だとAメロ、Bメロもファルセットで歌うってこともあったんですけど、この曲は地声で歌っていて。サビに関してもファルセットの登場回数は少ないので、そこは今までの僕と違ったアプローチなんじゃないかなと思います。

今までも、アップテンポのダンスナンバーはすごく作りたかったんですけど、実力不足でなかなか形にできなかったんです。けど、今作は今までの活動や経験してきたことが、上手く昇華されたものになっていると思います。自分の作りたかったダンスナンバーになったと思うので、またひとつ、皆さんに成長を見せられたんじゃないかなって。これからもほかのアプローチの仕方だったり、良いポップスの提示ができたらなと思っています。


アプリから偶然流れてきて「言語がわからないのに心に響いた」

21歳の新世代アーティストとしてこれからの活躍を期待されるimase。そんな彼に影響を与えた1曲とは?

imase:僕のルーツとなる1曲に選んだのはJeremy Zucker(ジェレミー・ザッカー)さんの『always i'll care』です。この曲に出会ったのは音楽活動を始める前。もともと洋楽をすごく聴くタイプではなかったんですが、音楽アプリで曲を聴いているときに、突然この曲が流れてきました。言語がわからないのに、すごく心に響くというか、音とリズムだけで国境を越えるということは素晴らしいことなんだなと感じました。この曲のリズムや語感、メロディなんかは僕のルーツになっていると思います。

影響を受けた部分でいうと、ジェレミー・ザッカーさんは楽曲の振り幅が広い方なんですけど、その中でもチルできるというか落ち着ける部分があって。自分の楽曲にも、ファルセット(=裏声)の方法を参考にさせてもらっています。『always i'll care』もそうですけど、オケがシンプルなものが多いので、メロディを際立たせるためのアレンジ方法とか、音数とかも参考にしています。


デビューアルバム発売前にして総ストリーム数が20億回を超える米の若手シンガーソングライターのジェレミー・ザッカー。そんな彼の音楽は、海を超えて日本のティーンから人気を集めるimaseにも影響を与えたようだ。


アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。


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