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「#2021年の出会い」投稿作品のご紹介vol.1

2021年12月~2022年1月にかけて、「#2021年の出会い」投稿キャンペーンを実施しました。

今回のお題の背景には、「まだ、ここにない、出会い。」というリクルートが大切にしているメッセージの存在があります。このメッセージには、“さまざまな事業・サービスを通じて、まだ見ぬ可能性や希望、人や仕事、場所との出会いをお届けできたら”という思いが込められています。新しい年の始まりに、作品を投稿してくださる方や、作品を読んでいただく皆さまに、何か少しでも「出会い」のきっかけをお届けできたらと、このテーマでキャンペーンを開催することに決めました。

「出会い」は、あたたかい気持ちになったり、わくわくしたり、そんな「一人ひとりの心が動く瞬間」から始まる……。そのことを感じさせてくれるような多くの作品を投稿いただき、私たち編集部も感動したり、勇気をもらいながら一つひとつの投稿作品を丁寧に読ませていただきました。今回は、その作品の一部を4回にわたってご紹介します。

※こちらでのご紹介は受賞をお約束するものではございません。ご了承ください。

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聖人君子じゃないけれど
方山れいこさん

2021年1月から経営者となったUI/UXデザイナーの方山れいこさんは、駅の情報を聴覚障がい者の方々に視覚的に見せるデジタル施策「エキマトぺ」のプロジェクトに携わります。補聴器を付けた子どもが大喜びしている様子を見て胸がいっぱいになり、そこからもっと聴覚障がい者の世界を知りたいと思うようになったそう。「聴覚障害者だけではない。全てのなんらかの障害を持つ人たちがきっと経験しているであろうこの社会の難しい側面をなんとかしたい」と考えた方山さんは、筆談ができるウェブサイト「ifyoumeet.com」を開発します。はじめは軽い気持ちで会社をつくったという方山さんですが、仕事の中での出会いによって会社と自分自身のリソースを生かして「社会をより良くしたい」と決意を固めたといいます。方山さんの思いに胸が熱くなります。

モハメド・オリ・ベーグル
とき子さん

とき子さんが友人の紹介で出会ったのは、何事も前のめりに生きる「おりちゃん」でした。おりちゃんは、「たった3年しか住まない予定」の土地でパン屋を開いたかと思うと、瞬く間に人気店に育て上げます。そして、「手伝ってほしい」と声をかけられたとき子さんはアルバイトスタッフとしてパン屋で働くことに。分刻みで動き、たくさんの作業があるパン屋での仕事は少しずつ慣れていき、「生き急いでるなー!」と感じながらも楽しく働くとき子さん。「倒れそうな時ほど引くな、前に倒れろ!」が口癖のおりちゃんに驚きの連続ですが、「私はいつ前のめりになるんだ?」と自問しながら、前のめりに生きていこうとするとき子さんの姿に、読んでいる私たちも一歩踏み出す勇気をもらえます。

【2021振り返り】高校生→社会人。ひと皮どころか、ふた皮むけちゃいました!
生塩工業(うしお)さん

高校を卒業して、千葉のプラント配管工事会社、生塩工業(うしお)の新入社員となったimaさん。本文では、1年間を「会社の出来事」と「私の学び」とで振り返る構成になっています。テレビ番組で会社が紹介されたり、経済産業省が認定する「健康経営優良法人」になったり、会社として初めて高校を卒業したばかりの新人を採用できたり、高校生向けの会社見学ムービーを制作したりと、さまざまな出来事があったそう。いろいろな経験を積んできた過程でのimaさんのワクワクとウキウキが詰まっています。多種多様な業務に取り組み、伸び伸びと働くimaさんのフレッシュさと力強さが伝わってきて、爽快な気持ちになります。

【エッセイ】かたちのない、クリスマスプレゼント。
Sazanamiさん

Sazanamiさんがもらった2021年のクリスマスプレゼントは、「もと教え子の活躍を、新聞を通して知る」というものでした。ピアノ講師だったSazanamiさんが彼女に出会ったのは、その子が小学1年生のとき。初回のレッスンで、「ピアノのせんせいに、なりたい」と話す彼女は驚くほどのスピードで、難しい教本を弾きこなすようになります。しかし学年が上がって、彼女は県でも盛んなハンドボールのチームに所属し多忙を極めます。中学でもハンドボール部に入り塾に通い出しても、彼女はピアノを続けますが、Sazanamiさんが彼女のレッスンを“辞める”かたちで2人の音信は途絶えます。昨年末にたまたま目にした新聞記事が、Sazanamiさんの記憶を呼び起こします。思いがけない再会に、読んでいてうれしくなるエッセイです。

単身田舎ぐらしで自分と向き合いまくった大学4年、22歳の1年間。
Nonoka Sugoさん

「岡山ひるぜん貸別荘ピーターパン」というシェアハウスに住みながら働くNonoka Sugoさんは、「あっという間。でも長かった!」と語る2021年の1年間で、100人を超えるたくさんの人たちとの刺激的な出会いを経験します。全10棟のコテージを持つ「ピーターパン」には日々、国内海外問わず、さまざまな人たちが訪れます。蒜山の大自然で伸び伸び育つ子どもたち、アイデンティティをルワンダに持つ中国の大学に在籍する女性、イタリア・シチリアから輸入した食材を販売する男性……。たくさんの人たちとの出会いによって、これからもいろいろなことに挑戦したいと決意を新たにするNonoka Sugoさん。すてきな出会いの数々に、読んでいる私たちも世界は広い! とワクワクしてきます。

私の今年の漢字は、二年前と同じようです。
coryさん

coryさんの2021年を表す漢字は「挑」。この漢字にした理由として大きな出来事を2つ挙げています。1つ目は、2回目の就職活動。coryさんは前の年に就活を1年遅らせることを決め、まずはインターンとして働き始めます。2回目の就活は、やってみたいことが決まってから取り組んだこともあってとても実りあるものだと語ります。2つ目はインターン先の転職活動。就活が落ち着いたタイミングで、「英語を使って働きたい」という以前からの目標にチャンレンジしてみたいと、インターン先を変えます。そして今では、「IT×英語」の環境で仕事をしているそう。coryさんが、何度も自身の“コンフォートゾーン”を乗り越えていく姿勢にエールを送りたくなります。

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今回は、投稿いただいた中から6名の方の作品をご紹介させていただきました。リクルートが大切にしているメッセージ「まだ、ここにない、出会い。」。この記事を通して、読んでくださる皆さまに、2022年の「出会い」に向けた小さなきっかけをお届けできたらうれしいです。

すべての投稿作品は、こちらのnoteさんのページからご覧いただけます。今回はご紹介しきれませんでしたが、この他にもすてきな作品をたくさん! 投稿いただいています。ぜひお読みください。

「#2021年の出会い」コンテストにご参加いただいた皆さま、作品を読んでくださった方、そして本記事も読んでくださった読者の皆さま、本当にありがとうございました。


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