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これからの「働く」を考えるヒント【人材育成・キャリア教育編】

こんにちは、リクルートnote編集部です。

個々人やライフステージによって、さまざまな形がある「働くこと」との付き合い方。人生100年時代と言われる中で、“自分らしいな”と感じられる形を見つけていくためには、学びの機会や、自分とじっくり向き合う時間が有効かもしれません。

今回は、これまで私たちが取材させていただいたたくさんの人、企業、サービスの中から、「人材育成、キャリア教育」に関する記事をピックアップして、ご紹介します。どんな学びが必要なのか、企業や組織ではどんな取り組みがされているのか。さまざまな事例が、「働くこと」について考えるためのヒントになればうれしいです。

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キーワードは「創造性」と「共感性」。人生100年時代の学び直しを考えてみる

リクルートHR統括編集長・藤井薫さんが、さまざまなテーマで最新トレンドを語る『トレンドランナー』より、スタディサプリ教育AI研究所の小宮山利恵子さんをゲストに「社会人の学び直し」についてお話ししました。
経済協力開発機構(OECD)が2012年に実施した調査結果によると、「日本の社会人は学んでない」のだそう。将来AIに代替されない仕事をするために、社会人として何を学ぶ必要があるのでしょうか。2人のお話にさまざまなヒントがありそうです。

トリプルゼロで、業界の常識を覆す!社会福祉法人あいの土山福祉会エーデル土山

「エーデル土山」という特別養護老人ホームやデイサービスセンター、グループホームなど、さまざまな施設を運営する「社会福祉法人 あいの土山福祉会」。
エーデル土山では、介護業界の三大離職理由である「腰痛」「メンタル不調」「長時間労働」をなくす「トリプルゼロ」を行い、高かった離職率を大幅に改善。
きっかけは、施設長の廣岡さんが、このままでは自分も施設も潰れてしまうと感じたこと。「ワークライフバランスのしおり」の作成、腰痛を回避するため絶対に持ち上げない介護「ノーリフティング」、毎月10分間の面談システム「トーキング」など、スタッフのためにまずは実践してみるアプローチを取り続けています。
スタッフファーストの考え方で臨む取り組みから、学べることが多くありそうです。

働き方を「選べる」仕組みづくりが、社員の幸せにつながる――メガネトップ

「株式会社メガネトップ」は「眼鏡市場」などのショップを全国展開する、メガネやコンタクトレンズ、補聴器などを販売する企業です。同社は2012年に売上高、業界1位を獲得。その際に、CS(Customer Satisfaction)=顧客満足度だけではなく、ES(Employee Satisfaction)=社員の満足度も充足させようと、全国のショップを回って社員の意見を聞きながら、ユニークな社内の取り組みが形作られてきました。
全国の転勤先を社員が決められる「選択型キャリアアップ制度」や、昇格を上司の推薦ではなく試験で決めること、本社勤務を「社内公募」にすることなど。豊富なコミュニケーションと行動力から生まれた数々の制度は、どんな業種にも参考になりそうです。

働き方は、社会が求めるもの、その変化に合わせて変えるもの――Plan Do See

日本のみならず、世界の主要都市にホテル・レストラン・結婚式場・スパなどを展開する「株式会社Plan・Do・See」。女性が働きやすい職場を目指してきたという同社では、スタッフによってピークタイムも繁忙期も異なるため、それぞれが部署を超えた仕事もできる体制づくりを実施。臨機応変に対応ができるようになったり、どの職種の人も休みを取りやすくなったりしているそうです。
人材育成に関しても、Plan・Do・Seeではより長く働いてもらうこと、変化の激しい現代社会に対応できることを目指し、1つの職種に打ち込んでから幅広い仕事を行っていく制度を採用。キャリア形成も個人に合わせて柔軟に対応しているそうです。
多岐にわたる職種や個人個人に合わせた労働環境づくりに、新しい発見があるはず。

働く側の目線に立った改革が、新たな付加価値を生む――東急不動産

都市や住宅、ウェルネスなどの事業を展開する総合不動産企業「東急不動産株式会社」。同社は、2019年に新しくできたオフィスビル「渋谷ソラスタ」に本社を移転。社員が自然と集まれるようなオフィスを目指し、フリーアドレスで仕事ができるようにしたり、コミュニケーションスペースを設けたりと工夫を重ねたそうです。
また、会社を良くしたいという思いのもと、若手社員の自発企画「GREEN FLAG PROJECT」がスタート。服装のカジュアル化や、直属の上司ではなく違う部署の先輩が助言・指導する「ナナメンター」が実現しました。
周りの環境に順応しながらも、新しいことに取り組み続ける姿勢に、思いがけないアイデアやヒントが得られるかもしれません。

子どもたちの未来につながる「キャリア教育」──「キッザニア オンラインプログラム」のキャリア面談で感じた想い

2020年8月、「キッザニアクラブ東京」「キッザニアクラブ甲子園」会員の小学5年生以上を対象に、オンラインでキャリア面談を行う「リクルートキャリア キッザニア 夏のオンラインプログラム」が開催されました。
このイベントの企画担当・加瀬さん、キャリアアドバイザーとして参加した廣岡さん・柴山さんへのインタビューは、イベントに込めた思いや子どもたちにキャリア教育を行う意義、実際に面談をしてみた印象などが、熱量を込めて語られています。
「いきいきと働くために大切なのは、自分の持ち味と価値観を知ること」。子どもたちへのメッセージは、大人になった私たちの心にも響いてきます。

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「働くこと」の形は人それぞれ。ライフステージによって変わるかもしれません。必ずしも、こうあるべき、という正解があるものではないと思います。

このnoteを通じて、ご自身の心地良いスタイルや向き合い方を実現するための、小さなきっかけや気付きをお届けできたら幸いです。


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