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「胸がギュッとなる」 Homecomings・畳野彩加が影響を受けた楽曲を明かす

Homecomingsの畳野彩加(Vo, G)が、自身の音楽のルーツや、新曲『US / アス』に込めた想いを明かした。

J-WAVE(81.3FM)で放送中の番組「SONAR MUSIC」内で、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。本記事は、過去の放送から、Homecomings 畳野彩加さんの楽曲に込めた想い、アーティスト人生に影響を与えた楽曲との出会いについてのお話をご紹介いたします。
※J-WAVE NEWS 2023年5月8日掲載記事を一部編集し転載しています。

「歌詞とイメージ写真」から曲作りが始まる

2012年に結成され、2021年5月にポニーキャニオン内のレーベル・IRORI Recordsからメジャーデビューを果たしたHomecomings。4月19日には5thアルバム「New Neighbors」をリリースした。今回はリード曲『US / アス』について畳野に語ってもらった。

畳野:新曲『US / アス』は隣人との繋がりだったり、優しくあることについて歌った曲です。私たちは曲を作るとき、まず福富優樹(Gt)くんが歌詞とイメージ写真を提示して、そこから私が曲に落とし込んで、4人で形を作っていくという特殊なやり方で進めています。

今回もいつも通りの制作ではあったんですけど、個人的にはアルバム全体を通して『US / アス』がイメージ通りの形になるまで、時間がかかったというか。納得いくまで、何カ月も部屋にこもって作業していた記憶があるので、最終的にキャッチーで今のあたたかい季節に合った楽曲に仕上げることができて、よかったです。

曲を制作するときには毎回、私たちなりに今までやってこなかったことや新しいことに挑戦しているんですけど、今回の『US / アス』はダンスミュージックやポップパンクの要素を取り入れています。ぜひそこに注目して聴いていただけたら。

この曲に込めた自分たちらしさですが、私たちHomecomingsはメンバーが4人いるんですけど、誰かひとりが何もかも引っ張っていくというよりも、4人それぞれが担っている部分があると思っていて。そのバランスみたいなものがもしかしたら音に影響しているのかなって思いますし、それがHomecomingsらしさなのかなと。

『New Neighbors』は全体を通して、色鮮やかなアルバムになっているんですけど、特に『US / アス』がその役割を1番担っているというか、鮮やかさを1番表現しているかなと思います。

今年は活動10周年なので、しばらく行けてなかった場所だったり、海外も含めて、色んな場所でライブをしたいと思っています。季節ごとによい曲を皆さんにお届けできたらいいなとも考えているので、楽しみにしていてください。


大学生で出会った、思い出いっぱいの楽曲

ポップで愛らしいメロディーが魅力のHomecomings。フロントマンである畳野のルーツとなる1曲は?

畳野:私のルーツの1曲は、元The Smashing Pumpkins(スマッシング・パンプキンズ)のギタリスト・James Iha(ジェームス・イハ)のソロ曲『Sound of Love』を選びました。

スマパンは大学生の頃に初めて聴いたんですけど、それと同じ頃にジェームス・イハも聴いて、その当時からずっと大好きです。アルバムが2枚だけ出てるんですけど、その2枚はずっと聴き続けていて、季節の変わり目だったり、春のような何かが始まっていきそうなこの時期に聴きたくなったりしています。切なくなりたいときにも聴いたりして、胸がギュッとなる感覚を味わっています。

この曲を聴くと、大学生だったときのことが一気に蘇ってくる感覚があって、その空気感だったり、季節とかそのときの匂いとかを感じられたりします。そういう思い出も相まって、すごく影響されているのかなって思います。


インディ・オルタナ系のギター・ポップ・サウンドで話題のバンド、Homecomings。フロントマンの畳野は、ジェームス・イハに影響を受け、2枚のアルバムをずっと聴き続けているようだ。


アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。


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