モチベーションアップの施策で、成果も失敗も企業の財産にする――太陽パーツ
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モチベーションアップの施策で、成果も失敗も企業の財産にする――太陽パーツ

太陽パーツ株式会社は、さまざまな分野の機械部品の開発・設計・生産を行い、また多彩な加工技術を有するメーカー兼商社です。従業員数はおよそ130人。大阪府堺市に本社を構え、全国各地に営業所を持っています。

同社では、「大失敗賞」や「縁の下の力持ち賞」をはじめとするさまざまな賞で、社員のやる気を引き出す取り組みを続けてきました。多様な「賞」を贈る理由について、代表取締役社長・城岡正志さんにお聞きしました。

J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で、さまざまな企業が取り組んでいる「新しい働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。本記事は、過去の放送の中から、「太陽パーツ株式会社」の取り組みをご紹介します。

「社員の幸せ」を企業理念に追加

城岡さんは、父である先代の社長から事業承継した際に、企業理念に新しい文言を加えることにしました。社員は、自分たちが幸せになるために働いていると考え、それまで「お客様満足」を第一としていた企業理念に、新たに「社員の幸せ」を追加しました。そうして、社員に幸せに働いてもらうという視点から、さまざまな賞を取り入れながら、モチベーションアップを図ることにしたそうです。

全国各地に営業拠点を持つ太陽パーツですが、新しい企業理念の浸透に関して、東京営業所の所長は以前大阪本社で働いていた社員だったり、他の営業所の社員も本社で数年働いた経験があったりしたことから、各地の社員にもすぐに広まったそうです。

社長顔写真

太陽パーツ株式会社 代表取締役社長・城岡正志さん

チャレンジして、最後までやりきるという執念

社員に幸せに働いてもらうため導入した、さまざまな賞の中でも代表的な「大失敗賞」。取り入れた経緯とは、何だったのでしょうか。

実は「大失敗賞」は、先代の社長が約30年前に始めたもの。初めてカー用品を扱った際に、ある社員が、“棚貸し”という売れ残った商品はすべて返品される商習慣を知らず、会社に5,000万円もの損失を出してしまいました。先代の社長が本人を励ますために、“賞”を贈って、笑って、次は頑張ろう! という意図で始めたといいます。「大失敗賞」は、たとえ失敗したとしても、前向きに健闘して、会社にノウハウを残したことをたたえるための賞となっているのです。

現代は失敗しにくい時代。だからこそ、チャレンジして何かを作るという執念が大切だと、城岡さんは考えています。成功するまでには時間とお金がかかります。それがたとえ失敗だとしても、最後までやりきることが成功につながるかもしれない。最初の一歩は、思いきって踏み出してほしいという、城岡さんのメッセージが込められていました。

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目立つ人も、実直に仕事をする人もたたえていく

次に、太陽パーツが設けたユニークな賞の一つ「縁の下の力持ち賞」をご紹介します。

「大失敗賞」は派手な“活躍”に対して贈られますが、その陰に隠れながらもその人を支えている側をクローズアップしてたたえるのが、「縁の下の力持ち賞」です。「あの人はこういうことをしてくれている」「こんな気遣いをしている」という意見が上層部に届けられ、受賞者が決まります。各賞の発表は、半期に一度の経営発表会の最後に行われています。

また「縁の下の力持ち賞」は、新しいプロジェクトを立ち上げる際のメンバーを選定するのにも役立っているそうです。同社の賞制度は、「マズローの5段階欲求」という理論に基づいています。人は承認欲求が高く、認められたい・褒められたいと誰しもが思っているという考え方です。そこで、誰もが納得する方法で褒めるという、目立つ人も実直に仕事をする人もたたえていくことを基本にしているのだそうです。

受賞風景

社員がどれだけモチベーション高く仕事に臨めるか

「大失敗賞」などのユニークな賞をはじめ、新しいものをどんどん取り入れてきた社風はどのように生まれたのか、城岡さんに伺いました。

同社はDXプロジェクトなど、仕事は仕事として効率よくこなし、余暇は自由に自分の時間を使ってリフレッシュすることで、生産性を上げるための取り組みを積極的に行ってきました。創業当初の社員が数人だったころから、経営発表会など、先進的な制度を取り入れてきたといいます。その社風が、現在の社員のモチベーションアップの施策につながっているということです。

城岡さんは20代のころ、「あなたの失敗ぐらいでは、会社はびくともしない。だから、思いきってやってみろ」と、言われたそうです。新入社員の失敗はたかが知れている。なので、失敗がノウハウになることこそが財産であると知ってほしい、と語ってくれました。

今後の課題について城岡さんは、コロナ禍でのモチベーションアップを挙げています。現在、新入社員としっかりコミュニケーションが取れていないと感じているそうで、若い社員を中心にモチベーションを上げる仕掛けをつくりたいとのこと。

「企業は人なり」。社員それぞれが、どれだけのモチベーションを持って仕事に臨むかで、会社の成果が決まるというお話でした。

外観

太陽パーツ株式会社の取り組みから導き出す「WORK SHIFT」のヒントは・・・『モチベーションアップの施策で、成果も失敗も企業の財産にする』でした。

チャレンジの最初の一歩、その背中を押す施策が成長につながります。

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