現場の仕事を知っているチームで大きな成果を出す――アートネイチャー
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現場の仕事を知っているチームで大きな成果を出す――アートネイチャー

株式会社アートネイチャーは、かつらや増毛、発毛促進や育毛など、髪に関する総合コンサルタント企業として、1965年に創業しました。東京・渋谷に本社を構え、全国に275店舗(2021年3月末現在)のサロンを展開し、社員はおよそ4,000人を数えます。

J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で、さまざまな企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。本記事は、過去の放送の中から、髪に関する総合コンサルタント企業「株式会社アートネイチャー」の取り組みをご紹介します。

女性の視点で改革に取り組む

まず、人事部・部長の根尾拓二さんに伺ったのは、アートネイチャーの働き方改革を大きく進めた女性改革チームについてです。

同社は、女性スタッフが全体の57%を占めているそうです。あるとき、子育て中の女性社員にインタビューした記事を社内報で掲載。その際、育児に関するアンケートも同時に取ったところ、かなりの反響があり、中でも育児時短勤務の期間について、これまで子どもが小学校3年生までだったものを6年生になるまで引き上げてほしいという要望が多数寄せられました。

人事部根尾部長

根尾拓二さん

そこで2017年、女性の視点で改革に取り組んでいくことを目的に、社内のさまざまな職種や役職の女性9人で「り・ぼんプロジェクト」を立ち上げました。

「り・ぼんプロジェクト」では、育児中の女性社員のことを理解してもらうために、通勤・子どもの送り迎えなど、仕事と家事を両立させていることが分かるよう、働く女性の一日のタイムテーブルを作りました。図式化することで上層部の理解を得ることができ、翌年には育児時短勤務の期間延長を実現させるという成果を上げました。

スピード感のある取り組みを行うことができた理由

その後、育児時短勤務について再度アンケートを行うと、さらに大きな反応があり、「り・ぼんプロジェクト」メンバーの熱意がかき立てられたと、根尾さんは話します。そうした周りの期待が大きかったことが原動力となり、「り・ぼんプロジェクト」の取り組みはスピード感を持って進められたそうです。

プロジェクトメンバーの社員は管理系・営業系・生産系など、さまざまな部署から構成されているので、全員が連携したこともスピード感ある取り組みができた大きな理由とのこと。現在、「り・ぼんプロジェクト」のメンバーは14人に増えているそうです。

またアートネイチャーでは、以前から労働時間を削減するための取り組みも進められていました。有休を消化しない社員に対しては、会社として休みを申請登録し、有休取得の厳格化を図っています。時間単位で取れる有給休暇もあり、一日8時間の勤務時間から1時間単位で有休が取れると言います。社員の利用度や寄せられる声を聞くと、導入して良かったと感じているということです。

ホワイト企業アワード

店舗での休業日を増やす取り組みを実施

続いて、店舗の休業日を増やす取り組みについて伺いました。

アートネイチャーの店舗は理・美容室であるため、これまで年末は12月31日まで営業し年始は1月4日から営業していました。しかし、店舗で働く従業員が年末年始に休めるような取り組みを「り・ぼんプロジェクト」が推進。

そこで、12月31日から1月4日までの期間を5連休にしたところ、来客数と売り上げが年末年始の休業日導入前よりも上がったそうです。そうした生産性が向上した結果のデータを、プロジェクトメンバーが集計し、会社に提案。年末年始の休業日を導入した2017年末からずっと、来客数・売り上げともに増えている状態だということです。

また「り・ぼんプロジェクト」では、年中無休だった店舗に定休日を設ける取り組みについても成果を上げました。年末年始の休業日を導入後、店舗に定休日をつくってほしいという声が上がってきたため、「り・ぼんプロジェクト」メンバーが中心となって、2019年に16の小規模店舗において定休日を導入しました。定休日を設けた結果、売り上げが下がらないことが分かり、2020年には定休日導入店舗を30に拡大しています。

ブース写真※トリミング

社員が働き続けられるような企業を目指して

現在、理・美容師の有効求人倍率は約4.5倍。全職業は約1.5倍なので、理・美容師の求人数が非常に高いことが分かります。

アートネイチャーでは、経験があり仕事に意欲のある人たちが離職してしまうことを大きな損失だと考え、社員一人ひとりが働き続けられるように施策を行ってきました。子育てに不安を抱えている人が、長く勤められるという理由で応募してくるケースも多いとか。同社が取り組んでいる施策を、しっかりと伝えることで採用につなげているとのこと。

アートネイチャーは改革を着実に行ってきたことで、ワークライフバランスの実現につながりました。社員の望むことを形にするだけでなく、それによって生産性向上という結果も同時に出しています。根尾さんは、これらの成果は誇れることだと社員に伝えているそうです。これからも社員の意見を聞きながら、成果を出していきたいとお話しいただきました。

中途採用営業トップ

株式会社アートネイチャーの取り組みから導き出す「WORK SHIFT」のヒントは・・・『現場の仕事を知っているチームで大きな成果を出す』でした。

女性のための改革は、男性を含めた社員全体の改革につながります。

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