見出し画像

高校生の就業体験ーー10代が未来を切り拓く力を

大学オープンキャンパスの一環として、人気の高校生向け就業体験プログラムがあります。毎回ほぼ満席。高校生たちにとって、仕事の選択肢を10代のうちに広げるチャンスとして注目されています。

このプログラムの生みの親、リクルートマーケティングパートナーズの上本さんには、高校時代にある原体験がありました。地方で育った上本さんにとって、地元の高校での教室の窓から見える世界は狭いものに感じられました。身近な大人の職業の幅だけでは就きたい職がなかなか定まらず、未来が拓けていくイメージが持てなかったのです。

「子どもたちに未来を切り拓く力となる情報や体験の場を作りたい」。
上本さんは高校生・大学・企業がつながるプログラムの開催を模索しました。今から4年前のことです。

まず一年目にひとつの企業に協力してもらいブライダルプランナーの就業体験からスタート。4年目には協賛企業も増え、16種類の仕事を体験できるまでになりました。良質なキャリア教育を用意していると評判が上がった大学、協賛企業からの満足度が高かったと評価いただけたことはもちろん、「一番うれしいのは高校生からの反応」と上本さんは話します。

「働くって実は、楽しいことなんだ」、「チャレンジしたいと思えるようになりました」などアンケート用紙にぎっしりと書かれた高校生の熱のこもった言葉の数々は、上本さんにとっての働く喜びとなっています。
高校生の仕事をみる視界を、もっとパノラマに。上本さんは、今後体験プログラムを各地で広めていくことをめざしています。


■シリーズ「だから、私はきょうも働く」バックナンバー

一人ひとりの好奇心や疑問、情熱から始まる、さまざまな”仕事"の形をご紹介しています。ひとりの人の働き方が、あなたの「まだ、ここにない、出会い。」のきっかけになってほしい。そんな思いでお届けしているシリーズです。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!