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社員の“学び”を支援し、組織の発展につなげる――ブックマークス

2008年から会員制コミュニティー型学習スペース「勉強カフェ」を運営する株式会社ブックマークス。社会人の“学び直し”が注目される中、自習や資格取得だけにとどまらない、大人が学ぶための機会と空間を提供しています。

J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内でさまざまな企業や個人が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。本記事は、過去の放送の中から、社員の学びを支援し組織の発展につなげる「株式会社ブックマークス」の働き方への取り組みを紹介します。

積極的に新しい情報をキャッチアップする時代

「学ぶ大人が集まるコミュニティ」として、勉強カフェを運営するブックマークスは、社員にも自律的な学びを支援するため、さまざまな施策を実施している企業です。なぜ今、改めて社会人の学び・学び直しが注目されているのでしょうか。代表取締役の山村宙史(やまむら・ひろし)さんに伺いました。

「今後、私たちはさらに長生きするようになり、時代の変化のスピードも増していきます。一昔前は学生から社会人になれば、終身雇用によって1社で働き続ける時代でしたが、今は社会人になってからも積極的に新しい情報をキャッチアップしていかないと、若い人たちに抜かれてしまう。世の中の学びに対する意識は変化してきていると思います」

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山村宙史さん

何を学ぶか自由に選べる

ブックマークスが昨年末に、勉強カフェの利用者を対象に実施した「大人の学び」に関する調査では、「学び直しをしてみたい」「すでに取り組んでいる」「計画を立てている」という人の割合は82%と、8割を超えたとか。
また「新型コロナウィルスの流行がキッカケとなり、新しくはじめた勉強がありますか」という質問に対しては、21.5%が「ある」と回答。コロナ禍が学び直しの契機にもなっているようです。

そんな「大人の学び直し」のメリットについて、山村さんはこのように捉えています。
「学び直しのメリットは、新しいことを学んで資格やスキルとして新たな仕事に生かしていけることだと思います。また、大人の勉強は子どもの頃の勉強と違って、何を学ぶか自分で自由に選べます。何を学んだら良いか分からないという人も、やってみなくては分からない。少しでも気になるものは手をつけてみることも大事なのでは」

「社会人生活が50年を越える」と言われる現代において高まる、学び直しの必要性。企業はそのための機会や時間を、どのようにサポートしていくかが問われていると言えそうです。

学び直しのための制度「リカレント休暇」

ブックマークスが今年から導入した、学び直しのための独自の休暇制度「リカレント休暇」。“リカレント”とは「反復」や「循環」を意味します。「キャリア」と「学び」を反復する教育システム「リカレント教育」の重要性が増している中、企業側がどのようにサポートしていくかを具現化した動きと言えそうです。

導入のきっかけについて、同社でヒューマンリソースを担当する堀川美紀さんに伺うと、「昨年、新卒で入社して5年目になる社員から、勉強のために休みを取りたいという話が出ました。長期で勉強するには会社を辞めなければならないと思っていたらしいのですが、私たちとしても勉強したいという想いに対し応援したい気持ちがありました。何とかして福利厚生の制度にできないかと思い、つくったのがリカレント休暇でした」とのことでした。

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堀川美紀さん

リカレント休暇は、3年以上働いた社員が自身の学び直しのために休むことができるというもの。戻ってくる前提での休暇ですが、気持ちの変化などもあるため、休暇中に面談する機会を設けているとのこと。取得している社員によると、学生の頃のように集中して勉強する時間が取れたり、自分のキャリアを振り返ったりする機会にもなっているそうです。

リカレント休暇の取得可能期間は、原則として最長6カ月間ですが、復帰前の面談内容や本人の意向を踏まえ、最長12カ月まで延長できるそうです。また、有給休暇の同時取得により、一定額の給与を受け取ることも可能になるとか。

信頼で結び付く「アライアンス型雇用」とは

「リカレント休暇」のような制度が生まれる背景には、1つの会社だけで働く時代ではなくなっていることがありますが、ブックマークスではさらに考え方を進めた「アライアンス型雇用」を採用しています。

“アライアンス”には、「同盟」や「提携」といった意味があり、「アライアンス型雇用」は雇用形態としてはこれまでの正社員と同じなのですが、企業と個人がコミットする内容(目標)を設定し、企業と個人がフラットな関係性を持つ雇用です。企業と個人が信頼で結び付く関係である、と捉える考え方の部分が大きく違うようです。

「忠実に働くなら、雇用を保証します」という終身雇用的な考え方ではなく、「こういった役割であなたの力を貸してもらえますか。その代わり、あなたがやりたいことも応援します」というように、雇用関係を維持しながら、自分らしく働くことができるつながり方と言えます。

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「アメーバのような」組織を理想にしたい

ブックマークスでは、四半期に一度「1 On 1」という個人面談を行います。期限を区切って何をするかのコミットメントを決めるだけでなく、短期・中長期のキャリアの考え方も話し合われるそうです。
会社側のメリットとしては転職の予定などもオープンに話し合うことで、採用計画なども立てやすくなったり、退社後もつながっていることでネットワークが広がり、知識や情報を活用できたりすることがあるそうです。

同社の取り組みからは、社員が知識や経験を高めることに企業側が理解を示し、柔軟に結び付いていく、そんな企業姿勢を感じ取ることができます。
その一環とも言えるのが副業への考え方です。ブックマークスでは副業も推奨されており、その活動のため本業を短時間にする、そんな選択もできるとか。副業をオープンに、ポジティブに捉えることで、副業と本業の間で、学びと経験を生かし合える“循環”も生まれているようです。

変化には変化で対応する、そんな同社が今後目指す働き方、組織の在り方について、山村さんはこう語ります。
「今の時代、ずっと同じ会社だけにいることは、リスクになるかもしれません。そんな中で、ブックマークスは“アメーバのような”組織を理想にしたいと思います。くっ付いたり、離れたりしながら、長期的視野での互恵関係を目指す。長い人生のライフステージの変化に伴って、働き方も変わることを当たり前にしたいと思っています」

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ご紹介した、株式会社ブックマークスの働き方への取り組みから導き出す「WORK SHIFT」のヒントは・・・『社員のリカレント教育を応援することは、学びと経験を生かす循環を生む!』でした。

社員の学び直しの時間をつくることは、組織にとってマイナスの時間ではない。個人が経験値をアップさせ、組織のために生かす風土を育てていくことも大切ではないでしょうか。

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■「RECRUIT THE WORK SHIFT」バックナンバー

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