働く環境を快適に整えると、社員の生産性が大きく向上する――三井ホーム
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働く環境を快適に整えると、社員の生産性が大きく向上する――三井ホーム

三井ホーム株式会社は、注文住宅の設計と施工を手がける大手ハウスメーカー。東京・新宿に本社を構え、2,200人近くの従業員が働いています。

同社が「働き方改革」に取り組むようになったきっかけには、建設業界ならではの理由がありました。人事部長・鈴木直さんにお聞きしました。

J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で、さまざまな企業が取り組んでいる「新しい働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。本記事では、過去の放送の中から、「三井ホーム株式会社」の取り組みをご紹介します。

業界の慣習を打破していく

注文住宅の設計と施工は、お客さまの要望に応じて家をつくり上げる仕事です。時間をかけて、考えれば考えるほど良いアイデアが出てくるため、三井ホームでは社員が自ら長時間働いてしまう傾向がありました。特に40代半ば以降の社員は、長時間考え続けて議論するのが良いことだ、という環境で育っており、それが会社のDNAになってしまっていたといいます。

建設業界は、週末にお客さまと商談をする必要があるため、一般的に平日が休業日となることが多いそうです。その慣習も長時間労働の一因になっているとのこと。三井ホームの休業日である火曜・水曜日は、一般の人は仕事をしているため、同社の従業員が休日出勤しても「休み」だという感覚がありません。こうした慣習や文化によって、人材確保の面での課題や、長時間労働に慣れてしまっている先輩とそうではない若手との間に意識の差が生まれ、一つの問題になっていました。

そこで三井ホームは、2016年に新しい部署として「あたらしい働き方推進グループ」を立ち上げ、働き方改革への取り組みを始めました。

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三井ホーム株式会社 人事部長・鈴木直さん

快適に働く環境づくりのために

「あたらしい働き方推進グループ」を立ち上げる以前に、三井ホームではまず、オフィスで時間帯に合わせたBGMを流すという取り組みを行いました。BGMの狙いは2つ。一つは社員がリラックスできる雰囲気をつくるため。もう一つは仕事とプライベートのメリハリをつけて、残業の削減につなげるためです。

BGMは、一日を5つの時間帯に分け、選曲しています。昼食時には、コロナ禍で一人での食事時間を取ることを推奨し会話がほとんどなくなってしまったことから、ボサノバなどの明るくて前向きになれる曲をかけているそう。他にも午後6時の終業時には、帰宅時間を知らせる『ロッキーのテーマ』を流しているとのこと。BGM導入の結果、仕事にメリハリが生まれ、残業時間が20~30%削減されたといいます。

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※写真は、イメージです。

みんなが有給休暇を取得しやすくするために

三井ホームは以前、有給休暇をなかなか消化できない社員が多い状態でした。そこで、設けたのが「HAPPY休暇制度」というもの。HAPPYの頭文字で、休暇の目的をそれぞれ表しています。

Hは「ハッピーライフ休暇」で、運動会や授業参観などの家族行事や友人と交流するための休暇。Aは「アニバーサリー休暇」で、家族や自分自身の記念日のため。2つのPは「プラスワン休暇」と「育パパ休暇」を表します。プラスワン休暇は、夏季休暇などに1日プラスして連休を取りやすくするもので、育パパ休暇は妻が出産したときに生後6カ月まで最大5日間取得できる休暇です。Yは応援のための「エール休暇」で、社員が資格試験を受ける前に最大で3日間取得できる休暇となっています。

HAPPY休暇制度

鈴木さんは、「社員はそれぞれ、休みを事前に決めることで、段取りを考えて仕事を進めるため、効率を落とさずにできている」といいます。休暇の申請はPCやタブレットからも可能で、上長がシステム上で承認する仕組み。コロナ禍でリモートワークの社員が多い中でも、簡単に手続きができるようにしているそうです。

リモートワークと女性活躍の推進に向けて

新型コロナウイルスの影響で、三井ホームでも昨年から本格的にリモートワークを導入しています。施工現場での作業も多い業界ですが、鈴木さんはリモートでの仕事にうまく対応できていると感じています。お客さまとの商談もリモートで行うようになり、移動時間が削減されるなど、効率化を図れているといいます。現場管理に関しては、すべての業務をリモートにはできませんが、従来現場の後オフィスに戻って作業していた書類作成などは、ほぼリモートワーク化できているとのこと。設計関連の作業はリモートワークに適しており、設計担当の社員はフルリモート・フル在宅ワークで実施できているそうです。

今後の課題として、鈴木さんは、リモートワークでは難しい若手社員の育成を挙げます。また現在、同社では女性活躍に力を入れており、女性管理職の割合が昨年まで1.48%だったのに対し、今年度は2.97%と、業界の平均2.4%を上回ることができています。目標として2025年に5%、2030年には10%を掲げ、女性がさらに活躍できる会社づくりを行っていきたいとのことでした。

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※写真は、イメージです。

三井ホーム株式会社の取り組みから導き出す「WORK SHIFT」のヒントは・・・『働く環境を快適に整えることが、社員の生産性を大きく向上させる』でした。

オフィスの環境も、家族のための休暇制度も、社員のワークライフバランスにとって重要な要素です。

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