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同じ価値観を持つことで生まれる連帯感と働きがい。それは、会社と社員で築き上げた「信頼」の証——ホワイトプラス

J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で、様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

6月15日~6月18日の放送では、宅配クリーニング「リネット」やハウスクリーニングのマッチングプラットフォーム「キレハピ」などを展開する株式会社ホワイトプラスの働きがいアップのための取り組みをご紹介しました。

同社は2009年に創業。IT企業出身の創業者が、「新しい日常をつくる」というビジョンのもと、クリーニング店をネット化する事業をスタートさせ、今では宅配クリーニングの先駆けともいえる企業となりました。

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現在は社員数も90名となり、数々の「働きがい」に関する賞を受賞するまでに成長しています。しかし、社員数が50人を超えたあたりから、「コミュニケーションが希薄になった」という課題が生まれたそうです。そこから、ホワイトプラスは、さまざまな施策をスタートさせたといいます。

エンジニア、デザイナー、マーケティング、バックオフィス、カスタマーサポート、カスタマーサクセスに生産開発など、普通のIT企業とは全く違う職種もたくさん存在しています。

広報の宮地正恵さんによれば、2013年に制定した人材理念は、具体的ではなく、8つもあったことから社員に浸透しなかったそう。そんなところから、新たに2017年に新たなバリュー(行動基準)を作るプロジェクトがスタート。項目を多くしすぎないこと、経営者が考えるのではなく、社員を巻き込んむことなどをポイントに作りあげられたようです。

「のびしろで戦う」「心遣いで仲間を笑顔にする」「気づいたらすぐ行動」。この3つをバリューとして策定されたそう。2日目には、そのバリューを浸透させるための試みをご紹介しました。

社員全員が共通の価値観を持つために策定されたバリューですが、最初の策定時にそのバリューが浸透するプロセスまで設計することがポイントだといいます。そして、常に社員がバリューについて考える機会を与えること、思い出すようなツールやリワードを設けること、グッズの製作など、様々なシーンでバリューに触れる機会を設定しておくことが、浸透させるための秘訣。そして、長期戦で臨むことが大切なようです。

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テクノロジーを活用した生活領域に特化したサービスで、人々の日常をより良い世界へと変えるというビジョンを持つホワイトプラス。社員の職種も多岐に渡り、出身業界も働き方も違う社員たちが共有する価値観として策定された3つのバリューは、社員の働きがいアップにもつながったようです。

ルールを作りすぎることで社員を縛ることなく、それぞれの個性を生かして働いてほしい、という気持ちが込められたバリューを策定したことで、社外からの高い評価につながり、賞を受賞したり、社員が誇りを持って働くようになったり。また、採用の際にも同じビジョンや価値観を持った人が集まることで、より結束力の強い企業に成長しているようです。

最終日の放送では、働きがいと共に重要な「働きやすさ」についてもお話を伺いました。産休、育休制度はもちろん、リモートワークも早くから導入。それぞれのライフステージにあった働き方を臨機応変に対応しています。

たとえば、Withコロナ時代の施策として、いち早くリモートワークを導入しました。その中でも、より良いコミュニケーション作りを推進するために、オンラインランチやオンライン飲み会支援制度などの施策を実施したそう。

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今週のお話から導き出す「WORK SHIFTのヒント」は『働きがいは、社員と会社の信頼関係の証』。社員をルールで縛るのではなく、この価値観だけは持っていてほしいという最小限のバリューを設け、それぞれの個性を生かすアプローチを行い続けているホワイトプラス。同じ価値観を持つことで生まれる連帯感と、芽生える働きがい……。それは、会社と社員の間でしっかりと築き上げられた「信頼感」の現れでもあるようでした。

■「RECRUIT THE WORK SHIFT」バックナンバー

世の中のイノベーティブな「働き方」を朝の時間にお届け !『RECRUIT THE WORK SHIFT』(J-WAVE 81.3FM)は月曜日から木曜日まで、毎朝6:15ごろよりオンエア中です。
▼J-WAVE番組サイトはこちら
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/quote/index.html
▼これまでの記事はこちら
https://antenna.jp/articles/5248566

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